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スクリーン印刷コラム(21)

~身近なスクリーン印刷~

この前、プリンタブルエレクトロニクスをテーマとした展示会を見に行きましたが、最近はインクジェットプリンターによる微細パターン形成に関する展示が多くなって来ました。
インクジェットプリンターは今やパソコンからの出力ツールとして、私たちの家庭に広く普及しています。数万円のプリンターで綺麗な写真を簡単に印刷できます。したがって、インクジェットプリンターをエレクトロニクス関係に応用していこうと考えるのも自然の流れだと思います。確かに、パソコンからのデータで簡単に印刷できることに関しては、スクリーン印刷では残念ながら対応出来ない部分です。
 
しかし、スクリーン印刷には他の印刷法では不可能なことがあります。それは「いろんなインクに対応する」ということです。これをわかりやすく説明するために、筆者は家庭に良くあるものの中から、スクリーン印刷で印刷できるものに何があるかを考えてみました。
 
まず、キッチンの冷蔵庫をのぞきました。…ありました!!!。
 
マヨネーズ … 適当な粘度なので、印刷できそうです。
バター … 少し温めると柔らかくなり、印刷できそうです。
アイスクリーム … 溶ける前に印刷しようか。
味噌 … ちょっと粒々が多いけれど、メッシュの粗い版を使用すると印刷できるかな。
チョコレート … 少し温めると溶けてペースト状になり、印刷できます。
 
次にリビングを覗きました。
紙細工に使用していた、糊がありました。これは立派なペーストです。素早く印刷すれば印刷できそうです。
続いて、洗面所を覗くと、毎日使っている歯磨きのチューブがありました。歯磨き粉を版の上に出せば、印刷できそうです。
最後に浴室を覗くと、シャンプーのボトル。シャンプーを版に出せば、印刷できそうです。
 
この様に、普段私たちが普通に食べている物、普通に使用している物が、簡単に印刷できてしまうのが「スクリーン印刷」です。今までの概念にとらわれず、スクリーン印刷で何でも印刷して、スクリーン印刷で技術革新を進めましょう。
 
これらを支援する為に、手刷りで簡単に印刷のできるHP-320、繰返し精度の高いDP-320、これらの兄貴分LS-150の三兄弟が、しっかりフォローいたします。
ニューロング精密工業株式会社
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