スクリーン印刷コラム(12)

~季節が変わり、スクリーンも変わり~


暑い、ムシムシした夏が終わり、からっとした気持ちの良い季節がやってきます。
・・・ちょっと待って!スクリーン印刷にとっても変わり目です。印刷室の湿度が変わっていませんか?まだエアコンが冷房になって除湿されていませんか? 結構、湿度は重要です。

例えば、空気中の水分を吸収して硬化するインキを使用している場合、湿度が低くなると当然硬化が遅くなります。晩秋になって、大陸の高気圧から乾いた冷たい空気が入ってくると突然インキの硬化不良が発生することがあります。現場はパニックです。昨日は問題なかったのになぜ!?

「硬化剤入れた?」
「乾燥温度は合っている?」
「印刷機壊れてない?」
「今日の運勢が悪いのか?」
このような時、湿度を調べてください。多分湿度が前日と大きく変わっています。湿度が変わってインキの硬化状態が変わっているのです。

湿度が影響するのはインキだけではありません。スクリーン版の紗の原料であるポリエステルも湿度によって物性が変わります。紗の物性が変わると印刷精度にも影響します。また、乳剤も種類によっては湿度の影響を受けます。さらに湿度が50%を切ってくると、静電気が発生して不良が多くなることもあります。

室温の変化は、暑い寒いと、感覚ですぐわかりますが、なかなか湿度は感じません。そして、季節の変わり目は突然やってきます。秋風が吹いたら要注意です。
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