スクリーン印刷コラム(28)

~スクリーン印刷に使用する版、何と呼ぶ?~

スクリーン印刷に使用する「版」、結構いろんな呼び方があるんです。
私たち、ニューロング精密工業では「スクリーン版」と言っています。ところが、同じものを業界によって色々な名前で呼んでいます。この例を並べてみました。

・ステンシル
ステンシルとは型紙の事です。文字や絵柄を切り抜いた物で、抜いた部分にインクを乗せ文字や絵柄を転写します。製図に使うテンプレートもステンシルの一種です。型紙に開けた穴からインク等を押し出すので孔版印刷の仲間と言えます。
スクリーン版の乳剤の部分の構造がステンシルとなります。
 
・スクリーンマスク(単にマスク)
マスクは全体又は一部を覆うものという意味です。スクリーン印刷では枠に紗を貼り、乳剤を塗布してからパターンを露光、現像します。これによって乳剤で紗の一部を覆います。
したがって、紗を一部覆うことからスクリーンマスクと呼ばれます。
 
・判子
判子というと、認印や実印など印鑑と思い浮かべる方も多いと思います。しかし、判子には印刷に使用する版という意味もあります。したがって、印刷に使用する版は全て判子ということになります。
スクリーン印刷も印刷法の一部ですから、これに使用する版を判子と言っても間違いではないのです。
 
・スクリーン版
スクリーン印刷は枠に紗(スクリーン)を張った版を使用します。
したがって、スクリーンを使用した版ということでスクリーン版とも呼ばれます。
 
スクリーン印刷はいろんな業界に使用されています。そのために各業界において色々な呼び方があります。
これは、正にスクリーン印刷が多様性のある工法であることを示しています。
スクリーン印刷はこれからも、もっともっと新しい分野に採用されて、いろんな名前で呼ばれて広く普及し、人類の幸せに貢献していくと思います。
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