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スクリーン印刷コラム(16)

~謹賀新年~

あけましておめでとうございます。
本年も昨年と同様、スクリーン印刷をよろしくお願します。
本年もみなさまのところで、ますますスクリーン印刷が活躍する年であることを期待しています。
 
さてみなさま、今年はもう書初めはお済みでしょうか。
筆者は乱筆のために、何十枚も書いた中にいいものが一枚あればいいほうです。
しかも、同じものは二度と書けません。
毛筆の上手な方は、うらやましい限りです。
 
この貴重な一枚を複製したい!
そこでスクリーン印刷の出番です。
 
スクリーン版の作り方を少し思い出してください。
スクリーン版にパターンを焼き付けるには、ポジフィルムを貼り付けて光露光します。
ポジフィルムには黒い部分とそうでない部分があり、黒い部分は光が通らず版に塗布した感光性乳剤が硬化しません。
硬化しない部分の感光性乳剤は現像により洗い流れるので、この乳剤が無い部分をインクが通過して印刷されるのです。
 
毛筆に使う墨汁はカーボンですから光が通りません。書初め用紙は薄く光が通ります。
これ、ポジフィルムに似ているでしょう?
実はこのままでスクリーン版を作ることが可能なのです。
また、スクリーン印刷は厚膜印刷が可能なので、黒インクで印刷すると、まるで本物のように見えます。
いかがですか、スクリーン印刷書道。ぜひお試しください。
 
インターネプコン・ジャパン(2011年1月19日(水)~21日(金))東5ホール40-4でお待ちしております。
ニューロング精密工業株式会社
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