ニューロング精密工業はスクリーン印刷機の製造販売を行っています。スクリーン印刷法を中心に、より良い開発・研究・製造装置を供給いたします。
スクリーン印刷機 技術情報
スクリーン印刷への扉
~スクリーン印刷基礎講座~
スクリーン印刷の基礎
- Q1
- スクリーン印刷において三要素といわれるものとプラスワンは何か?
- A:
- 版・インク・スキージがスクリーン印刷の三要素といわれ、重要なポイントとなります。プラスワンの要素としてこれにインクが乗る被印刷物(ワーク)がもう一つの重要な要素となります。
- Q2
- スクリーン印刷の三要素の中で一番重要な物は何か?
- A:
- スクリーン印刷において印刷性で一番重要なのはインクになります。インクと被印刷物(ワーク)は機能を持ち最後まで残ります。この二つが製品の特性を決める為、残りの版とスキージで条件を決めようとしますが、印刷可能かどうかはインクで決まります。
- Q3
- スクリーン印刷で『ペーストのローリング』とはどのような事か?
- A:
- ペーストが版とスキージの間で回転する事。この回転が安定していないと版からペーストが安定して抜けません。
- Q4
- メッシュ版のスクリーン印刷で『版離れ』とはどのような事か?
- A:
- メッシュ版ではクリアランス(ギャップ)を取ります。この時、スキージにてインクを転写した直後、版が被印刷物(ワーク)から離れる事を言います。この離れは、スキージの移動に追随し、順次離れていく事が必要です。
- Q5
- スクリーン印刷における『クリアランス(ギャップ)』とは?
- A:
- 版と被印刷物(ワーク)の隙間で、良好な印刷(と版離れ)を行なう上で必要な隙間のことです。
- Q6
- メッシュ版のスクリーン印刷でのインクの抜け方は?
- A:
- 版のメッシュにインクが絡み、被印刷物(ワーク)との間でインクを取り合います。その際、スキージの押し出し力とインクのローリングで被印刷物(ワーク)へインクが押し出されるのと、版のテンションによりインクが引きちぎられる事によりインクが被印刷物(ワーク)へ転写されます。 このインクの抜け方を理解する事が、印刷条件や印刷のトラブルを解決する上で重要になります。
スキージの基礎
- Q1
- スキージの形状にはどのようなものが有るか?
- A:
- 平型・角型・剣型の三種類が一般的です。
- Q2
- 一般的なスキージの材質は?
- A:
- 一般的にはウレタンゴムと呼ばれるものが主流で、同じウレタンゴムでも、配合を微妙に換える事により、各社のゴムの特性に違いが出ています。
その他にはシリコンゴム・合成ゴム・金属・プラスチック等もありますが、それらは特別と考えるべきでしょう。 - Q3
- メッシュ版で一番使われる形状は?
- A:
- 平型スキージです。
会社によっては角・剣型のスキージを使っている場合もありますが、一般的には平型スキージが使用されています。再研磨ができ、スキージエッジを一定に保ちやすいという点において、弊社でも平型スキージを推奨しています。 - Q4
- スキージゴムの硬度は何度のものがあるか?
- A:
- 80・70・60度の三種類が基本的です。
90度のゴムや5度刻みでのゴムもありますが、ゴム硬度にはばらつきが多く、ゴムメーカー側では硬度のばらつきは±5度程度といわれています。
現在弊社では、ゴムの硬度管理を-0~+5度以内としています。
スキージゴムの硬度は、JIS K6031 規格の硬度計でHs(ショアー)硬度であらわされています。 - Q5
- スキージのアタック角度とは?
- A:
- 印刷をするときの、スキージの取り付け角度のことです。
- Q6
- スキージのアタック角度を立てたときと寝かせたときの一般的な版からのインクの吐出量は?
- A:
- 立てたときのインクの吐出量は減り、逆に寝かせたときは増える方向です。
- Q7
- スキージゴムの硬度のみから見て、シャープな線の印刷には硬度が硬い方が良いか、軟らかい方が良いか?
- A:
- スキージゴムの硬度は硬めの方が良いです。
- Q8
- スキージの弾性力とは?(通称:腰の強さ)
- A:
- スキージの硬度とは別で、ある角度で平型スキージに力をかけた時のスキージゴムのたわみ具合の事です。
通常は感覚的にとらえられています。同じウレタンでもメーカー、スキージの種類によって腰の強さが異なり、印刷性にも影響を与えます。 - Q9
- スキージの耐溶剤性とは?
- A:
- スキージゴムがインクに含まれる溶剤等にどの程度耐えられるか、ゴムとしての変化がどうかをいいます。
方法としては、溶剤の中にスキージゴムの破片を24時間程度入れ、スキージゴムの侵食状況を見ます。 - Q10
- スキージの研磨性とは?
- A:
- 平型スキージでは研磨を行い、スキージゴムのエッジを利用して印刷を行ないます。研磨時のスキージゴムのエッジのシャープさを、スキージゴムの研磨性といいます。
- Q11
- スキージの耐擦性とは?
- A:
- 印刷を何回も行なうと、スキージゴムのエッジが磨耗してきます。この耐磨耗度を耐擦性といいます。
メッシュ版の基礎
- Q1
- 線径とは?
- A :
- 版の紗を構成する糸の直径のことです。
- Q2
- 紗厚とは?
- A :
- 版を構成する糸の厚み、縦糸と横糸で織られた紗の厚みです。従って紗の線径に左右されます。通常は無テンションで測られた値です。(縦糸と横糸の交差している部分)
- Q3
- 乳剤厚とは?
- A :
- 版からインクが出ないように、目止めした部分の厚みをいいます。(紗の下部から)
- Q4
- 総厚とは?
- A :
- 紗厚と乳剤厚を合わせた値です。
- Q5
- メッシュ版におけるメッシュ数とは?
- A :
- 1インチ(25.4mm)間の網目の数です。(スクリーンの織り密度を示します)
- Q6
- オープニングとは?
- A :
- 網目の大きさを表す数値です。網目の一辺の長さをいいます。
- Q7
- オープニングエリアとは?
- A :
- 所要面積における、網目の面積比を % であらわしたものです。
- Q8
- 透過体積とは?
- A :
- 実際の印刷において紗を通過するインク量。(単位注意)
