ニューロング精密工業はスクリーン印刷機の製造販売を行っています。スクリーン印刷法を中心に、より良い開発・研究・製造装置を供給いたします。

スクリーン印刷コラム

スクリーン印刷コラム

スクリーン印刷コラム(44)

~スクリーン印刷の怖いお話~


 ある夜のことです。残業を終えてN君と工場の戸締りをしていた時の事件です。
実験室の戸締りをして、電気を消し、玄関で警備保障のセットをしようとキーを端末に通そうとした時です。
戸締りをしたはずの実験室の辺りから、「パターン」とドアを閉める音・・・。

 N君に「何か音がしたよね」と問いかけると、N君も「確かにドアを閉める音です」
「だれか残っている?」
N君 「残っているのは我々だけです」
 「ということは!」「N君、ちょっと見てきて!」
N君は恐る恐る確認にまた真っ暗な実験室に行きました。しばらくして、青い顔をしたN君が戻ってきて。
「だれもいなかった!!」
二人は全身に寒気を感じ、鍵をしっかり掛けて帰りました。
その次の日、総務課長に昨日のことを話しました。
総務課長は、「そんなことで驚かないでください。気が弱いですね。」
 「何も無いですよ。心配のし過ぎです」「最近は出なくなりましたから」
 「ここ10年は一度も出ていないので安心してください」
 「えーーー、と言うことは。!!!!!」


 さて、スクリーン印刷の世界にもゴーストがいます。

 スクリーン版を作るとき、製版を失敗すると乳剤を剥離して再度乳剤を塗ることがあります。
例えば、設計をミスして製版してしまった場合に版を破棄するのはもったいないので、乳剤を剥がして紗を再利用します。この時にゴーストが発生です。
版を感光するときに強い紫外線を当てるので、紗にパターンの影ができます。
これが、乳剤を剥離しても紗に影の様に残ってしまいます。
この影の付いた紗を使用して再製版した版で印刷すると、印刷されたパターンに影ができてしまいます。
これが、スクリーン印刷のゴースト(お化け)です。
 紗の表面を見ると少し色が付いた位の影ですが、これがインクの通過に微妙に影響を与えるようです。
印刷膜厚を均等にしたい場合、紗の表面状態にも十分に気を使う必要があるということです。


 さてさて、10年前に何があったのでしょうか。これはこれ以上聞かないことにしました。


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